むち打ち

むち打ちのメカニズムは,衝撃により首が鞭のようにしなり捻挫をしている状態です。結果的にレントゲンは異常がないため首の靭帯や関節や筋肉などが『微細な損傷』を起こしている状態であります。
ところが、微細な損傷とは言えども急性炎症を起こし且つ頭の重さは6kg程、首に相当な痛みや疲労が起こり結構な症状を引き起こします。
交感神経も影響することから目まい、吐き気、頭痛と繊細な場所であるため随伴症状も出ることが多いのです。

なぜ、頭痛・吐き気・めまい・顔面が熱い・耳鳴が起こるのでしょう?レントゲンに異常はないんでしょ?

確かにその通りなのです「骨には」異常がないのです。でも炎症と機能的障害があるから辛いのです。障害には器質的障害と機能的障害があり、器質的が骨と骨を取り巻く構成の筋肉・靭帯・神経などが破綻していて起こる障害で、機能的は炎症が起きているために血流が乏しくなったり、筋肉が固くなったり、関節の動きが非定型的パターンになり極めつけは神経の滑走と伸長が脅かされ最終的に自律神経の神経核の血流不足が起こり大きな不快をきたします。

「腰とか脚も痛い・重だるい!?」

実は首とは無関係のようで無関係ではないのです。べつに神経質な体質なのではありませんよ。                            脊髄の可動は5㎜程度と言われておりますので当然事故の時はムチがしなるようになるわけですら限界の所まで脊髄は負担が係ることはそれ相当、腰にも脚にも繋がっている訳ですから無理もないのです。不定愁訴ではありません、サーモグラフや筋硬度計でもわかるでしょう。

「どうすれば?」

とにかくインナーマッスルを鍛え始めることが先決でちょっとコツが必要ですが慣れれば簡単です。あとは適度な安静と手技が必要になります。もう一点はどれだけの期間の安静が良い安静となるかの線引きも大切です。